24-LifeDesign ファイナンシャルプランナー あくのえふぴーです。
今回はアセットアロケーションについてお話していきたいと思います。
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資産運用を始めたいと思い、お金や投資の勉強をしていくと出てくるワード、
〝アセットアロケーション〝
普段の生活の中ではあまり聞きなれないワードなのですが、
資産運用をする上で大事なことですのでアセットアロケーションについて説明していきたいと思います。
アセットアロケーションとは
アセットアロケーションとは、日本語で【資産配分】を意味します。
・アセット=資産
・アロケーション=配分
つまり、自分の資産の中で、どんな資産をどんな割合で持つのか?を決めることが、アセットアロケーションです。
ちなみに、投資商品(株式、債券、不動産、金(GOLD)など)だけではなく、現金(銀行預金)も入れてアセットアロケーションを考えていくのが一般的です。
アセットアロケーションの 主な資産
現金
現金や銀行預金は基本となる資産の1つです。
インフレ時において現預金は最も弱い資産ですが、デフレ時には最も強い資産となります。日常生活のために一定の現金を保有しておくことが大事です。
つまり生活防衛資金です。
生活防衛資金の説明についてはこちらからどうぞ
生活防衛資金の目安は?独身・共働き夫婦で変わる?【お金の知識3】生活防衛資金の目安や独身・共働き夫婦で変わるのか?について詳しく解説しています。
日本、先進国、新興国株式
株式はリスクの高い資産に位置づけられています。日本株は外国株式に比べると低リスクだとはよく言いますが、値動きが大きいため、ハイリスク・ハイリターンな資産です。
とくに最もハイリスク・ハイリターンな資産に位置づけられる外国株式は、「先進国株式」「新興国株式」の2つに分類されます。
株式投資の解説についてはこちらからどうぞ
株式投資を始めよう!株式投資の解説【投資のススメ9】投資を始めたばかりの人に向けて、株式投資のの詳しく解説をしています。
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国内、外国債券
債券は安全でリスクの低い資産です。
国内債券はそのほとんどが、安全な国債や地方債で運用されています。債券はインフレには弱いものの、不況時の防御力は抜群です。一方、債券は金利上昇局面では値下がりします。
外国債券はミドルリスク・ミドルリターンな資産です。安全な資産で世界分散ができますが、国内債券に比べるとリスクは高いです。
不動産
不動産はミドルリスク・ミドルリターンな資産と言われていますが、借入金(レバレッジ)が大きな問題となるケースがあります。
コモディティ
金や商品(小麦・とうもろこし)などのことを総称してコモディティと呼びます。資産クラスの中では特殊な位置づけです。
オルタナティブ
ヘッジファンドやベンチャー投資などもアセットアロケーションの資産の1つとして紹介されます。
最近ではビットコインなどの仮想通貨もこのカテゴリーに入るかもしれません。
こうした「代替資産」のことを総称して「オルタナティブ」と言います。
これらの資産のなかで、主要な資産になるのが国内株式、外国株式、国内債券、外国債券です。
上記4つの資産に加えて、生活に必要な最低限の生活防衛資金(現金、銀行預金)を確保し、基本的な資産構成を作っていきます。
ちなみに不動産やコモディティ、オルタナティブはその人の特性や嗜好によって組み入れていくべきとは考えていますが、私自身は取り入れる必要は無いと考えています。
まずは上記の資産を基本に続きのお話をしていきたいと思います。
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リスクをどれくらいとるのか
アセットアロケーションを考える上で、最も重要なことはやはり、
「リスクをどれだけとるのか?」
資産運用でアセットアロケーションを考えるポイントはこれです。
例えば、運用がうまくいかず、お金を減らしてしまうのが怖いという方はリスクを取ることに対して慎重に考えますよね?
ですが、若年層の方であれば、まだまだ運用資産は少ないですし、資産運用で多少の損失を被っても、労働で得られる給料で十分取り返すチャンスがあります。
極端に言うと、20代のうちに資産運用で失敗しても、「失敗も勉強」と思って、長い人生においては大きな影響も少ないです。
始めたばかりだからこそ積極的にリスクをとった運用にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんよ!
私自身は30代後半ですが日本株と外国株(米国)と仮想通貨に投資していて、生活防衛資金の一部も投資にまわしているため、一般的にはリスクを取っているほうだと思います。
一方で、年金世代の方や50代の方は運用に失敗すると老後の生活が苦しくなる可能性があります。
定期的に資産を切り崩しつつ、運用によって少しでも資産を維持できれば良いと考えている方も多いと思います。
【資産計画を立てるさいの6つの係数】お話も今後しましたらこちらにリンク張らせていただきます。
老後の人生は限られていますし、リスクを取ってお金を大きく増やす必要性もなく、安定的に運用する方が良いかと思います。
まとめ:アセットアロケーションを知ろう!
今回のお話はいかがだったでしょうか?
資産運用は、個人の性格や運用にまわす資金額やその人の年齢で、最適な資産運用の方法は変わってきます。
今回はアセットアロケーションについてお話してきましたが、次回はアセットアロケーションや資産運用の様々なリスクについてお話したいと思います。
次回はこちらからどうぞ
アセットアロケーション リスクの取り方は?【お金の知識9】アセットアロケーションについて解説、そしてリスクの取り方について解説しています。
それでは! あくのえふぴー
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