24-LifeDesign ファイナンシャルプランナー あくのえふぴーです。
今回は前回のお話の続きで、アセットアロケーションや資産運用のリスクについてお話していきたいと思います。
【お金の知識】カテゴリーはこちらからどうぞ
お金の知識「お金の知識」の記事一覧です。
ここでお話するのは、
・アセットアロケーションのリスク・リターン
・資産運用でどのようなリスクが存在するのか?
この2点を詳しくお話していきたいと思います。
それはいきましょう!
アセットアロケーションの リスク・リターン
アセットアロケーションのリスクの取り方については前回お話した通り、
「個人の性格や運用にまわす資金額やその人の年齢で、最適な資産運用の方法は変わってくる。」
というようにまとめています。
ここではリスク・リターンについて説明していきたいと思います。
4つのリスク・リターン
主にリスク・リターンは4つに分けられますので見てみましょう。
- ハイリスク・ハイリターン
- ローリスク・ローリターン
- ハイリスク・ローリターン
- ローリスク・ハイリターン
このように分けられ、一般的な考え方の人ならば、望むのは「ローリスク・ハイリターン」であるはずですよね?
はい。それが正解です(笑)
ですが、世の中には「ローリスク・ハイリターン」な投資というのは簡単には見つからないのが現状です。
実際に、ほとんどの人がローリスク・ハイリターンを狙って失敗しています。
もしもあなたが、「ローリスク・ハイリターン」を目指して資産を大きく増やしたければ、アセットアロケーションなんてことは一切考えないで、人とは違う「自分なりの資産運用」を行くしかありません。
スポンサーリンク
ローリスク・ハイリターンを狙うなら インデックス型投資信託?
すべての人が避けたいと考えるのは「ハイリスク・ローリターン」な運用ですね。
なので私なりの考え方からの一つとして、「インデックス型の投資信託」に投資するというのが良いと考えます。
それは何故なのか?
低コストなインデックス型投資信託を選択することで、他の投資家達よりも極端に大金持ちになることは難しいかもしれませんが、もっとも効率的で正しい資産運用を実現できると考えます。
その中で、さらに株式インデックス型投資信託なのか、債券インデックス型投資信託なのか、それともバランス型投資信託?などです。
自分の中のリスク・リターンを考え決めていくのがいいでしょう。
注:あくまで一例で投資信託を軸に話をしています。もちろん他の投資方法でも「ローリスク・ハイリターン」が存在すると思っています。
資産運用の主なリスク
資産運用には「値上がり・値下がり」以外の様々なリスクが存在しています。
どのようなリスクがあるのか?ここで説明していきたいと思います。
インフレリスク
インフレとは、現金の価値が目減りすることです。「昔の1円は今の千円に相当する」みたいな話がありますよね?これはインフレによって起こる現象です。
普段、ゆっくりと世界の経済はインフレ成長しています。つまり、現金価値は時代とともに価値が目減りしていきます。
なので、インフレリスクを避けるためには、現金を持ちすぎず「株式や不動産」などの資産に投資をする必要があります。
デフレリスク
デフレとは不況時に起こる現象で、資産価値が目減りし現金の価値が高まることです。
不況になると、会社の倒産が増えるため、株式や不動産といった資産の価値が低下します。
先ほどとは逆になりますが、不況・デフレに備えて防御を固めるために一定の現金と債券への投資が必要です。
経済成長リスク
日本国内は経済成長が頭打ちとなっています。一方で、世界経済はまだまだ伸びています。
つまり、世界経済の成長と共に資産を増やすために、日本国内への投資にとどまらず、世界分散投資を行うことが必要です。
また、資産の一部を世界に振り分けて運用することは為替リスク(国ごとのインフレリスク)の対策にもつながります。
地政学リスク
日本の治安は世界的にみても安全度が非常に高いことで知られています。
しかし、地震や天災などが多いのがリスクと考えられます。
海外を投資対象にした方が経済成長の恩恵は受けることができますが、一方で、世界には暴動やテロなどの「地政学リスク」が存在します。
最近はコロナウイルスの影響もリスク要因になりますね。
スポンサーリンク
まとめ:アセットアロケーション リスクの取り方は?
今回のお話はいかがだったでしょうか?
こうした様々なリスクを踏まえ、株式や不動産などのリスク資産と債券や現金などの安全資産の組入比率によって、理想のアセットアロケーションに近づけるには、幅広く分散投資することが重要だと思います。
参考:私自身の アセットアロケーション
最後に、私自身のアセットアロケーションを公開します。(2020年3月3日現在)
現在はコロナウイルスショックを地政学リスクと判断し、普段は日本株投資にまわしていた生活防衛資金の一部を、現金に戻しているので現金比率が多いです。
リスクオン時ですと現金は27%ほど、株式が52%ほどになっています。
このように、時々でアセットアロケーションを見直し、変更していくのが大事ですよ!
次回はこちらからどうぞ
新NISAが令和6年から開始!現NISA制度と比較!【お金の知識10】新NISAの解説、新NISAとつみたてNISA、一般NISAとの比較解説をしています。
それでは! あくのえふぴー
コメント