24-LifeDesign ファイナンシャルプランナー あくのえふぴーです。
今回は、
・「ファイナンシャル・プランニングって何?」
・「ファイナンシャルプランナーってどんなことする人?」
・「ファイナンシャルプランナーって規則みたいな、やってはいけないことはあるの?」
このような疑問にお答えしていきたいと思います。
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それではいきましょう!
FPって何?FPの基本と 職業的原則・関連法規
FPの基本の解説
ライフプラン(生涯生活設計)を実現するための手段として考え出されたのがファイナンシャル・プランニングです。
FP(ファイナンシャルプランナー)はこの手法を使って、個人の生活に関わるライフイベント(結婚、出産、教育、住宅、老後など)について、資金計画をたて、目標が達成可能か検討します。
ファイナンシャル・プランニング プロセスの6ステップ
ファイナンシャルプランナーが、先述しているファイナンシャル・プランニングの手法を用いて行う一連の流れをFPプロセスの6ステップと言い、この6ステップを行うのがファイナンシャルプランナーの業務です。
では、6ステップを分けて解説していきます。
①相談者との関係確立とその明確化
ファイナンシャル・プランニングは、相談者との適切で良好な関係を作り出すことから始まります。
ファイナンシャルプランナーは、相談者にとって最適なプランを提案しますが、最後は相談者自身で決定することを確認します。
②相談者データの収集と目標の明確化
相談者の現状の情報を収集しながら、相談者の生活目標や希望を明確にして、将来のライフイベント計画を一覧にしたライフイベント表を作成します。
③顧客の資産構成の状態の分析と評価
先述したライフイベント表をベースにキャッシュフロー表を作成して、現状と将来的な収支のキャッシュフローを分析します。
同時に「個人バランスシート」で、資産と負債を分析して問題の解決方法を検討します。
④将来のライフプランの検討、作成と提示
相談者に対して、将来の夢やライフプランの実現について提案するのが提案書の作成です。
収集したデータをもとにキャッシュフロー表などで情報を分析し、検討する課題や将来の目標を実現するための具体的な方法を、ライフプランの中に盛り込みます。
⑤将来のライフプランの実行の援助
将来のライフプランを提案する際に、相談者がどのように手続きをするのか、また手順や手続き窓口などについても具体的に説明します。
実行までに時間がかかる提案の場合は、相談者と連絡を取り合いながら実行の支援をします。
⑥将来のライフプランを定期的に見直す
経済環境や相談者の状況は常に変化します。
なので、提案が実行されたあとも、半年や1年に1回は定期的に見直しを行い、フォローをします。
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ファイナンシャルプランナーの 職業的原則
ファイナンシャルプランナーには守るべき職業的原則があり、次のようなものがありますので確認していきましょう。
FPの守るべき職業的原則
相談者の利益優先
・相談者の立場に立ち、相談者の利益を優先するプランニング業務を行う。
・ただし、相談者の知識や判断が誤っている場合は、それを修正する必要がある。
秘密の保持
・相談者から得た個人情報を相談者の許可なく、第三者に漏洩してはいけない。
・ただし、ファイナンシャルプランナー業務を行う上で、他の専門家(弁護士や税理士など)に判断を仰ぐ必要がある場合、相談者の許可を得れれば第三者に伝えてもよい。
FPと関連法規
ファイナンシャル・プランニング業務は、上記で先述したとおり【法律・税務・保険】など多岐の分野にわたります。
しかし、弁護士や税理士、保険募集人など、それぞれ専門の資格保持者でなければ行うことができない業務があるため、これに抵触しないように注意する必要があります。
具体的に段階にわけて禁止事項を確認しましょう。
ファイナンシャル・プランニング業務と【弁護士法】
弁護士資格を持っていないファイナンシャルプランナーは、具体的な法律判断や法律事務を行ってはならない。
例えば、遺言書の作成指導などですが、FP相談をしている中でこのような場面に出くわした場合、ファイナンシャルプランナーは弁護士に業務を移管すれば法規には抵触しません。
ファイナンシャル・プランニング業務と【税理士法】
税理士資格を持っていないファイナンシャルプランナーは、具体的な税務相談や税務書類の作成を行ってはならない。
つまり有償無償にかかわらず税務相談等は行うことはできませんが、仮の事例にもとづいた計算や、一般的な税法の解説は行うことができます。
ファイナンシャル・プランニング業務と【保険業法】
保険募集人の資格を持たないファイナンシャルプランナーは、保険の募集や勧誘を行ってはならない。
ですが、「どんな保険に入ったら良いか?」「どういった保険があるのか?」等、保険についての相談業務は行うことができます。
ファイナンシャル・プランニング業務と【金融商品取引法】
金融商品取引業者としての登録を受けていないファイナンシャルプランナーは、投資判断の助言や、相談者の資産運用を行ってはならない。
ですが、ファイナンシャルプランナーは金融商品についての一般的な説明は行うことができます。
金融商品取引業者とは投資助言・代理業者、投資運用業者のことを指します。
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まとめ:FPって何? FPの基本的な解説
今回のお話はいかがだったでしょうか?
正直難しいとは思いますが、まとめとしてはこのようになります。
・ファイナンシャルプランナー単体ではできないことがある。
・そのため、他分野のプロフェッショナルに判断を仰ぐことがある。
このように理解していただければ大丈夫です。
そして今回のお話の中からFP試験では、
【プロセスの6ステップ】:試験では6つのステップの順番を正確に答える問題が出題されやすい。
【FPと関連法規】:試験ではそれぞれ、正誤問題が出題されやすい。
この2つは試験問題にほぼ必ず出題されますので、覚えておきましょう!
次回はこちらからどうぞ
ライフイベント表を作成してみよう!【FP試験の独学勉強法】ライフイベント表の解説とサンプルを使ったライフイベント表を作成します。
それでは! あくのえふぴー
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