24-LifeDesign ファイナンシャルプランナー あくのえふぴーです。
前回はiDeCo(イデコ)の解説をしてきました。
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今回はその2つの制度を比較していこうと思います。
iDeCo(イデコ)とつみたてNISAの メリット比較
つみたてNISAと同じく積立投資を行う非課税制度に、【iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)】があります。ここからは、つみたてNISAとiDeCoの違いについて、それぞれのメリットを中心に確認していきます。
iDeCo | つみたてNISA | ||
---|---|---|---|
利用できる人 | 20歳以上60歳未満なら原則誰でも※1 | 20歳以上なら誰でも | |
税制 | 積立時 | 掛け金全額が所得控除 | 所得控除の適用なし |
運用中 | 70歳まで運用益非課税 (積立は60歳まで) |
20年間運用益非課税 | |
払い出し時 | 元本も含めて原則課税 (退職所得控除または公的年金等控除の適用あり) |
非課税 | |
年間投資上限額 | 働き方や勤務先の年金制度により 14万4000円~81万6000円 |
40万円 | |
投資対象商品 | 預金・保険・投資信託 | 金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETF | |
資産の途中引き出し | 原則60歳になるまで不可 | いつでも可能 | |
口座開設手数料 口座管理手数料 |
口座開設手数料:2829円(税込) 口座管理手数料:年間2052円~7500円程度※2 |
無料 | |
最低加入金額 | 5000円 | なし |
※1 国民年金保険料未納の人は加入不可。企業型DC加入者は「マッチング拠出」がなく、規約に「iDeCoに加入できる」旨の記載、拠出限度額の引き下げを行えばiDeCoに加入可能。
※2 金融機関によって異なる。
iDeCoは原則60歳まで、つみたてNISAは年齢の上限なし
iDeCoは20歳以上60歳未満なら原則誰でも加入することができます(ただし、国民年金保険料未納の人は加入ができません)。
一方、つみたてNISAは年齢の上限がありません。60歳以降も長期で積立投資を非課税で行いたい方にとって、つみたてNISAはメリットの大きい制度と言えます。
iDeCoの掛け金は全額所得控除されるが、つみたてNISAはされない
iDeCoは積み立てた掛け金の全額が所得控除され、住民税で10%、所得税で15%~55%も税金が安くなります。
一方、つみたてNISAは、所得控除の適用はありませんので、この点ではiDeCoのメリットが大きいと言えます。
年間の投資上限額、投資対象商品が異なる
iDeCoは、個人事業主(第1号被保険者)なのか、会社員・公務員(第2号被保険者)なのか、専業主婦・主夫(第3号被保険者)なのか、また勤務先の年金制度によって、投資上限額が異なります。例えば、公務員の場合は年間14万4000円が上限ですが、個人事業主だと年間81万6000円が上限となります。
一方、つみたてNISAは誰でも一律、年間40万円が上限額です。
また、投資対象商品についても、iDeCoは「定期預金」「保険」「投資信託」、つみたてNISAは、金融庁が定めた基準を満たす「投資信託」「ETF」と、それぞれ異なります。
運用資産の引き出しはiDeCo=NG、つみたてNISA=OK
iDeCoでは、原則60歳になるまで引き出しができません。
一方、つみたてNISAではそういった期間に制限はありませんので、いつでも売却して引き出すことができます。
iDeCoは口座開設・維持に手数料がかかるが、つみたてNISAは無料
iDeCoでは、口座開設時に最低でも2829円(税込)の手数料がかかります。さらに、金融機関によって異なりますが、年間で2052円~7500円程度の維持費(口座開設手数料)もかかります。
一方、つみたてNISAは、口座開設手数料も口座管理手数料も無料です。
まとめ:iDeCo(イデコ) つみたてNISAを比較しよう
ここまでiDeCo(イデコ)とつみたてNISAのメリット比較をしてきましたがみなさんはどちらが良かったでしょうか?
私自身の意見としてはやはりiDeCo(イデコ)よりもまず、つみたてNISAに集中して投資したほうが良いと考えます。
なので、毎月の積立額がつみたてNISAの枠を超えるようでしたらまず、つみたてNISAの毎月の枠一杯に使い残りをiDeCo(イデコ)にまわして運用するというのがオススメです。
次回は投資信託を購入するならこれがオススメ!を何種類か紹介したいと思います。
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楽天・全米株式インデックスファンド 投資信託オススメ第一弾!【投資のススメ5】つみたてNISAで積立投資をする際の、おすすめ投資信託!楽天・全米株式インデックスファンド 投資信託オススメ第一弾!
それでは! あくのえふぴー
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